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GUINGA JOURNAL

お知らせ

江戸時代にも三密回避があった「月刊家の光」ブックレビュー

弊社代表・宗像が毎月ブックレビューを連載している「月刊 家の光」(一般社団法人 家の光協会)。
2021年7月では「日本古典と感染症」(ロバート キャンベル編著、KADOKAWA)を紹介しています。

さまざまな研究者による感染症に関する論考が寄せられているこの本、太田尚宏氏が寄稿した江戸中期・美濃国の山村に残された日記が滅法面白かったです。
日記によれば、村では疱瘡(天然痘)など深刻な疫病の感染者が出ると、自宅とは別の場所に掘立小屋を建てて事態収束までこもる「小屋取立」や、隣村まで避難する「疱瘡除け」、自分が感染した場合を考えて他人との接触を避ける「疱瘡遠慮」などが励行されたとのこと。この時代の三密回避!

 
 

おまけむなかたです。(@muna_yuki) のつぶやき